投稿日: 2017年10月30日 10:28 | 更新:2017年10月30日10:28
医療法人社団 愛宝会
脊椎・人工関節センター
浜田山病院
院長 小瀬 忠男
おせ・ただお●1988年、東京慈恵会医科大学卒業、同大学整形外科教室に入局。東京慈恵会医科大学附属青戸病院整形外科医長、総合川崎臨港病院整形外科部長などを経て、現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医。
高齢化に伴い、関節や脊椎に代表される、整形外科の疾患に悩む患者が増え続けている。そうした患者の診療に力を入れ、抜群の存在感と実力で地域医療に貢献しているのが、東京都杉並区にある浜田山病院である。
同院の最大の特長は、わずかな妥協すら許さない、極めて精度の高い手術を実践している点だ。例えば、近年広く普及してきた膝・股関節疾患への人工関節置換術について、同院は都内有数となる実績を積み重ねると共に、難治症例も積極的に受け入れている。その際、同院の小瀬忠男院長は、術後の関節可動域の向上や合併症の抑制を重視し、より正確性・確実性の高い手術を徹底的に追求している。「術前に撮影した3DCT画像のもと、ナビゲーションシステムを活用しながら、1ミリ、1度のズレも許さないほど、精密さにこだわっています」
また同院では股関節症に対し、臼蓋回転骨切り術も提供している。インプラントを挿入する必要がなく、関節を温存できるメリットがある反面、骨を立体的に切り出す職人的な技術が要求され、実施できる術者が限られる治療法だ。小瀬院長はこの骨切り術の豊富な経験をもとに、病態や年齢に応じて最適となる治療法を使い分けている。
その他、脊椎脊髄疾患やスポーツ整形など幅広い分野で、高度な治療技術を発揮している小瀬院長。一例として、前十字靭帯損傷や半月板損傷、反復性肩関節脱臼、腱板断裂などに対し、関節鏡を用いた低侵襲治療も得意としている。
小瀬院長は術前自己貯血や術中・術後の自己血回収装置の活用、輸血を拒否される方の完全無輸血手術も受け入れている。また来院した日のうちにMRI・CTを用いた精密検査を実施し、病態の説明、治療方針の決定まで行うなど、迅速な検査・治療を徹底している。すべては「自分や家族が受けたくなるような医療を提供したい」という強い信念によるものだ。
同院のもう1つの特長に挙げられるのが、入院中から退院後にわたって、充実したリハビリを受けられる点である。整形外科の疾患は痛みや痺れなどを伴い、病変周囲の筋力低下を招くことが多い。そこで日常生活やスポーツへの復帰を目指していくためには、長期的、かつ専門的なスタッフを伴ったリハビリが不可欠だと、小瀬院長は強調する。
「医師は、病変を治療することは可能ですが、急に筋力を回復させることはできません。つまり、最高レベルの手術を行っても、それだけでは患者さんにとって必要なことの50%しか満たしていないのです。残りの50%にあたるのが、患者さんが治るまで責任を持って担当し、しっかりとしたリハビリを提供していくことです。五輪で金メダルを取るような選手は多くの場合、専門のコーチが帯同し、支えています。リハビリも、患者さんお一人の努力だけで最高の結果を得ることは難しく、専門的なスタッフと共に、充実したリハビリを受けていくことが大切です。同院にはリハビリへの熱意が溢れる12名の理学療法士と2名の柔道整復師等、総勢16名のリハビリスタッフが揃い、患者さんが『人生の金メダル』を手にするために、一丸となってサポートして参ります」。小瀬院長は、そう真摯なまなざしで語った。
- Information
- 〒168-0065 東京都杉並区浜田山4-1-8
TEL.03-3311-1195
診療科目:整形外科、内科、形成外科、脳神経外科、リハビリテーション科、放射線科、臨床検査科
診療時間:9:00〜12:00/14:00〜17:00
休診日:日・祝
※急患及びレントゲン、CT、MRIなどの検査は 24時間365日実施
http://hamadayama.or.jp/
-愛宝会グループ-
■ あかばね整形外科
〒115-0042 東京都北区志茂2-49-1
TEL.03-5249-4976
http://akabane-tokyo.jp/
■ むつうら整形外科
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http://mutsuura-yokohama.jp/