網膜硝子体疾患の日帰り手術年間1000件
3医院で地域の眼科医療に貢献

投稿日： 2017年10月30日 10:27 ｜ 更新：2017年10月30日10:27

医療法人社団 聖医会

南与野たにかわ眼科
こうづま眼科クリニック
たにかわ眼科クリニック
 
 

医療法人康久会に所属する南与野たにかわ眼科、こうづま眼科クリニック、たにかわ眼科クリニックは3医院でそれぞれ密に連携して、埼玉県内においてハイクオリティな眼科医療を提供している。

 
院 長　片桐 美和
 
かたぎり・みわ●1996年、帝京大学医学部卒業。伊奈病院勤務、たにかわ眼科クリニック副院長を経て現職。日本眼科学会認定眼科専門医
 
 
 
3院の中で、近年増えてきている網膜剥離や黄斑疾患に対する網膜硝子体治療の拠点とされているのが、2012年に開院した南与野たにかわ眼科だ。片桐美和院長は、長年携わっている白内障や網膜硝子体手術の経験を生かして、安全で低侵襲な手術を追及し、診療体制も拡充している。
 
ＪＲ埼京線「南与野」駅から徒歩2分で、駐車場は30台完備。さらにバリアフリーに配慮された設計の建物、キッズコーナーの設置など、患者の利便性にも配慮している。その上で診療面では最先端の検査機器や手術機械を備え、質の高い眼科手術に力を注いでいる。「すべての患者様に最先端のおもてなしをすることを目指し、日々精進しています」と片桐院長は語る。
 

 

 
　院 長　中村 修
 
 
　なかむら・おさむ●1981年、早稲田大学政治経済学部
　卒業、86年、早稲田大学法学研究科修了、93年、帝京
　大学医学部卒業。帝京大学医学部溝口病院眼科医局長
　などを経て現職。日本眼科学会認定眼科専門医
 
こうづま眼科クリニックは、2006年に埼玉県川越市で開院した。同医院では、眼科領域全般に対応した治療を手がけており、白内障・硝子体注射を主とした高度な手術を提供している。また、院内はバリアフリーな構造となっており、駐車場を20台完備するなど、患者が安心して受診できることを心がけている。
 
中村修院長は、医師としての研鑽を積む以前は大学・大学院で社会科学全般を研究していた経歴を持つ。その経験を生かして、患者の心理的な不安にも優しく対応しているのだ。「患者様に寄り添う姿勢は、優しさや温かさだけでなく、高度な診断・技術に裏打ちされた正確な治療まで提供して初めて実現できます」と話す。
 
また、中村院長は長年、大学病院にて多くの医師の指導に携わり、正確な診断や治療技術のほか、自身の人間性も高く評価されてきた。そのため現在でも中村院長を慕って、昔からの患者が多く来院しているという。
 

 

 
理事長・院 長　谷川 弘
 
たにかわ・ひろし●1986年、帝京大学医学部卒業、同大学眼科助手。89年、水戸赤十字病院眼科医員、帝京大学眼科助手。93年、藤枝市立総合病院眼科科長。2003年、たにかわ眼科クリニック開設。日本眼科学会認定眼科専門医
 
たにかわ眼科クリニックの谷川弘院長は、23年以上にわたって網膜硝子体手術に携わってきた経験を持つ。「網膜硝子体手術において、患者様の多様な社会的・経済的背景を考慮することが求められるようになってきました」と谷川院長が話すように、同院では精密な検査のもと、患者に合わせて細分化した治療方針を決定し、手術や硝子体注射、レーザー治療などを組み合わせた治療を実施している。
 
慢性の症状に対する治療では、視機能を数十年後まで維持することを考えながら、今やるべき治療を行っている。
 
網膜剥離の場合は、診断から2日以内に手術を日帰りで行うことを基本としている。土曜日や日曜日も診療をしており、また、術後の容態変化に備え、スタッフ2名が24時間体制で術後のフォローにあたっている。なお、硝子体手術に使用する器具も、０・５ミリ切開から最小の０，４ミリ切開に移行し、患者様への負担がさらに少ない治療を提供している。
 
来年度は、埼玉県内に新たなクリニックを開院する予定だと谷川院長は語る。「最新機器や人員を配置し、従来よりも質も量も兼ね備えた旗艦病院にしたいと考えています」。これからも同院は谷川院長が中心となり、地域医療に貢献していくため、力を尽くしていくだろう。
 

極小切開での網膜硝子体手術を、最新機器を用いて実施