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東京逓信病院

東京逓信病院呼吸器外科
～胸腔鏡手術を中心に～

　当科は卒後36年目の部長（副院長兼務）、29年目の主任医長2人、13年目の医員の合計4人のスタッフです。肺がん、気胸、縦隔腫瘍が主な対象疾患です。進行肺がんでは開胸により拡大手術も行っていますが、患者様の年齢が高齢化し、低侵襲手術が主流となり、開胸手術にとってかわり胸腔鏡手術などの低侵襲手術がその数を伸ばしてきています。当院では早くから胸腔鏡手術を導入し、気胸においては通常3portですが、より低侵襲で審美性を追求し、2005年から1portの手術を考案、症例を選んでその手術症例を積み重ねて、2020年までに約430例※1に達しました。原発性肺がんに対しても2005年から早期肺がんの症例を中心に完全胸腔鏡手術を始め、2010年以降は肺がんの7割以上を、最近では進行肺がんに対しても症例を選んで完全胸腔鏡手術を行い、2010年以降の集計では肺がんの8割以上※2を完全胸腔鏡で行っています。最近では進行肺がんに対しても症例を選んで完全胸腔鏡手術を行っています。肺がん術後のフォローアップ、術後の化学療法、再発時の治療、遺伝子変異をチェックし、テーラーメイドの治療、免疫チェックポイント阻害剤も含め、集学的治療まで呼吸器外科で責任をもって、診療しております。

※1　2005年1月～2020年12月　　※2　2010年1月～2021年12月