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医療法人社団英明会

大西脳神経外科病院

内視鏡、顕微鏡を巧みに使い、
低侵襲治療ができる強み

2016年より脊椎・脊髄センターを運営

 全長約4キロの橋梁が淡路島と本州を結ぶ世界最長級の吊り橋、明石海峡大橋の雄大な姿を臨む兵庫県明石市は子供の医療費が高校3年生まで無料など手厚い施策で知られ、全国の中核都市の中で屈指の人口増加率を誇る県南部のベッドタウンだ。

 大西脳神経外科病院は市の中央部にあり、病床が172床。2000年の開院以来、脳卒中など神経疾患に特化した病院として東播磨地域の医療に貢献、2016年に脊椎・脊髄センターを開設した。

「脳神経外科による脊椎脊髄治療に違和感を覚える人がいるかもしれませんが、脳神経外科は本来、脳だけではなく、脊髄や手足の末梢神経を含む全身の神経疾患も診断、治療します」と語るのは脊椎・脊髄センター長の山本慎司医師だ。

円滑な脊椎脊髄疾患治療のため、手術室を増室

「以前は重篤な頭蓋内疾患を優先し、脊椎脊髄疾患の患者さんをお待たせしてしまったことも。そこで、新病棟を増築し、手術室をハイブリッド1つも含む計4つに増室。患者さんが希望する治療計画をスムーズに立てられるようになりました」

 主に運動器を扱う整形外科に対して、脳神経外科は神経症状に着目。治療のアプローチには若干の相違がある。

「脳神経外科医は神経生理に精通し、顕微鏡や内視鏡の手術、カテーテル治療の訓練を積んでいます。顕微鏡や内視鏡を使い、直径1㍉未満の細い血管をつなぐバイパス手術などにも長けています。今は脳神経外科も低侵襲治療が中心。小さな切開部を通して神経や病変部の確認、神経の除圧には内視鏡、顕微鏡の使用が必須です。それらを円転自在に使える脳神経外科医は、脊椎脊髄疾患の治療に真価を発揮するに違いありません」

初診日に検査、診断を終えて、治療計画を策定

 同院の脊椎・脊髄センターの特徴は、その迅速さだ。

「通常、初診後の診断には1週間ほどかかるものです。当院は初診でMRIやCT、末梢神経伝導速度検査、骨塩定量測定を行い、その日に診断。迅速に治療計画が立てられるように尽力しています」

 山本センター長は脊椎脊髄治療を通じて、患者のQOL向上を旨とする思いは今も揺るがない。

「何を治せばこの方が幸せになり、この方を幸せにするには何が必要かを常に考えます。患者さんと決めたゴールに向かい、治療計画を立て、社会復帰を目指します。首や腰の痛み、手足のしびれに悩んでいる方は一度、ご相談ください」

副院長
脊椎・脊髄センター長、
脳神経外科部長
医学博士

山本 慎司

Information

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大西脳神経外科病院

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