1975年、成人病（生活習慣病）および透析の特化型施設として開院した当院は、当初より一貫して「生きがい～安定した生活を送れ、社会復帰の手助けを～」をテーマに、しっかり食べて、運動し、しっかり透析（長時間透析）することを説明・指導・実践しています。年1回の日帰り旅行や運動会、文化祭、クリスマス会に加え、月に一度のサンデーウォーク、囲碁大会、毎日の透析前ラジオ体操などは、まだ透析治療を受けられる方が少なかった40年前に、スタッフだけでなく患者間の交流の場として設け、現在も続いております。

　2004年からは、合併症の検索、治療の充実を図るため、上下部消化管内視鏡検査、超音波検査、CT撮影、DSA装置を導入しており、シャント閉塞に対するPTAは即治療（年間100件前後2022年1月～12月）を行っております。更に、透析患者において重篤な合併症である下肢救済のために2007年、高気圧酸素治療器を導入。LDL吸着療法なども併用し、多くの方の足切断を回避しています。2008年以降、自分に合った透析ライフの実現として、頻回透析、長時間透析、在宅血液透析（4名）、深夜血液透析（23名）などの提供も行っています。