当院は昭和24年に（旧大田原赤十字病院）創立以来、栃木県北40万人の医療圏を守っている中核医療機関です。「地域に根ざし、ともに歩み、心ふれあう病院に」を基本理念とし、地域に根ざした医療を心がけてきました。

　がん治療においては、手術治療や化学療法、放射線治療、免疫療法、遺伝子治療、緩和ケアといった様々なスペシャリストが治療から療養生活に至るまで、包括的チーム医療で患者さんを支援する必要があります。がんチーム医療の一翼を担う泌尿器科は、経験豊富な医師が患者さんの健康を第一に考え、生活背景や健康年齢、がん特性といった個々に応じた治療を目指しています。

　2019年より低侵襲手術を施行できる手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、根治とQOL（生活の質）の両立を追求してきました。従来の手術と比較して、傷口が小さく、出血が少なく、痛みや回復期間も短く、患者さんの負担を軽減することが期待できます。

　また、高度な３Ｄ映像技術を採用しており、手術中の細かな動きを鮮明に確認することができるため、より安全性と精度の高い手術が見込めます。手術前の丁寧なカウンセリング、手術後のフォローアップも重視しており、患者さんが安心して治療を受けられるように、細やかな配慮を行っています。さらに婦人科でもロボット手術を導入し、泌尿器科共々、地域の皆様に安心して受診していただけるよう、医師・スタッフ一同、最善を尽くしてまいります。