24時間３６５日体制で高度なケアと信頼の確立

　しろひげ在宅診療所は、在宅医療に特化した診療所を東京・江戸川区に２０１８年に開院。22年には新築移転、さらなる発展を続けている。開院時は７名だったスタッフも現在では１７０名（医師17名、看護師30名、管理栄養士３名ほか）が在籍し、全員が常勤。24時間３６５日体制で、がんの終末期や精神疾患の重症度が高い患者の在宅医療に注力し、細やかなケアを提供。行政や介護職からの信頼度が高く、患者の紹介も増加しており、現在では１７００人を抱えている。

　山中光茂院長は、在宅診療の重要性を次のように語った。

「どのような重い病気でも断ることなく、最後まで患者さんや、ご家族の心に寄り添ってきました。経験豊かな地域のケアマネジャー、看護師、薬剤師、介護ヘルパー、相談員などと協力して日常生活を支えています」

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患者の生活支援と地域社会への貢献

　江戸川区を拠点として、医療と介護のモデルケースを構築。全てのスタッフが一丸となり、当たり前の幸せを提供する組織を築くことを目指している。障害者サポートや24時間体制のサポート、介護支援などを実践。また、引きこもりの方々の居場所づくりや社会貢献事業の分野にも積極的に取り組んでいる。

「在宅診療は医療だけでなく、地域社会に貢献することも大切だと考え、福祉の相談会やイベントの開催など、地域に寄り添った活動を行っています。また、法人が運営する駄菓子屋や障害者の方々に楽しんでもらう場所を提供する社会貢献活動も積極的に行い、患者さんの苦しみを軽減し、生活の質を向上させるために全力を尽くしています」