投稿日: 2018年10月15日 15:53 | 更新:2018年10月18日13:12
医療法人ラポール会
田辺脳神経外科病院
院長 田辺 英紀
たなべ・ひでき●医学博士。1984年、大阪医科大学卒業、同脳神経外科教室に入局。北野病院などで脳神経外科手術の研鑽を重ねたのち、城山病院脳脊髄外科センター長、病院長として、南大阪地区の脳神経外科医療の発展に大きく寄与。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。
大阪府の田辺脳神経外科病院では、脳神経外科と神経内科のエキスパートによるチームで脳・神経・神経疾患に特化した治療を提供。脳動脈瘤や脳腫瘍から三叉神経痛まで受け入れ、年間500件以上(※)の手術を手がけている。「脳神経外科と神経内科の密な連携が適切な診断と治療方針の決定につながっています」と田辺英紀院長。こうした体制で救急医療にも注力し、脳卒中などの救急搬送の受け入れは年間1500件以上(※)と、地域医療の主軸を担う。※2017年1~12月
同院では近年、脊椎脊髄疾患の治療件数が飛躍的に増加している。田辺院長は「高齢化の進行に伴い首・腰の疾患に悩む方が増えており、負担の少ない手術を提供するよう努めています」と語る。その手段が、繊細な処置を要する脳手術の知識・技術をいかした顕微鏡下手術である。同院の医師は、神経が癒着している部分の剥離などの「神経に触る操作」に精通。どの程度の力加減まで可能か的確に判断し、合併症を防ぎながら機能改善や症状の緩和・消失を徹底的に追求していく。また脳は特に血流が多く、手術の際には細やかな止血の操作が要求される。そうして培われた技術を活用し、小さな傷で神経周囲の出血を最小限に抑えている。「出血が増すと合併症を招くだけではなく、癒着の原因となって再発を引き起こすことがあるのです」。結果、同院の手術では出血がほとんどなく、通常では手術当日に体を起こして食事、翌日から歩行が可能だ。
田辺院長は今後も、「患者さんのしたいことを叶える治療」を徹底するという。低侵襲な手術も「症状が改善し、患者さんの『幸せ度』が増えなければ意味がありません」とあくまでも手段の1つ。その患者本位の姿勢が、多くの患者からの信頼に結びついている。
- Information
- 田辺脳神経外科病院
〒583-0014 大阪府藤井寺市野中2-91
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FAX.072-937-0062診療科目:脳神経外科・神経内科
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