患者の負担軽減と長期成績の向上を追求した
『世界レベルの心臓血管外科手術』を提供


医療法人沖縄徳洲会
神戸徳洲会病院

 
病院長 樋上 哲哉

ひがみ・てつや●1982年、神戸大学医学部卒業。米国ミシガン大学外科専任講師、島根大学教授、札幌医科大学教授、葉山ハートセンター院長・心臓血管外科センター長などを歴任し、現職。日本冠疾患学会理事。
 
 
 

患者への熱意と高度な技術が生み出す低侵襲手術

 神戸徳洲会病院では、心臓血管外科のスペシャリストとして知られる樋上哲哉院長を中心に、「世界レベル」といっても過言ではない、高度な心臓血管手術を提供している。代表例の1つが、心筋梗塞や狭心症に対する完全心拍動下冠動脈バイパス術。冠動脈の迂回路を作る手術を、一時的に心臓を止めることなく行うことで、患者の大幅な負担軽減、早期回復が望める。またバイパス用の血管の採取には「超音波メスによる内胸動脈採取法」という、樋上院長が開発した手法を用いる。「動脈硬化の影響を受けにくく長持ちする内胸動脈を左右2本とも採取し、最適にレイアウトすることで、血管が詰まる確率を格段に抑えることができます」と樋上院長。
 
 もう1つが僧帽弁・大動脈弁閉鎖不全症への、自己弁温存形成術である。生体弁や機械弁を用いた人工弁置換術では、耐久性や血栓が生じるリスクが付きまとう。そのリスクがなく、再手術の可能性を抑えられる術式だが、高度な技術と豊富な経験が要求される。「傷んだ弁を修復するためには、一人ひとり異なる弁の『完成形』を三次元的にイメージする能力が欠かせません」。
 
 心臓手術のみならず大血管や末梢血管の幅広い領域で、外科手術とカテーテル治療のハイブリッドも積極的に選択し、一例一例、患者の負担軽減と長期成績の向上を追求する樋上院長。その根底にあるのは「医療は患者さんのためのみにある」という信条だという。「ベストな治療とは10年、20年経っても再発せず、QOL(※)を維持できるもの。その実現のためには、努力を惜しみません」。こうした医療を他の急性期分野に広げるため、同院では3年後を目途に、新病院への建て替えも予定している。「規模が大きくなっても少数精鋭のスペシャリストを中心とした専門性の高い医療機関でありつつ、個々の命の重さを共有できる理想的なあたたかい病院であり続けたいと思っています」。
 

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