投稿日: 2019年3月4日 11:42 | 更新:2019年3月4日11:42
医療法人聖佑会グループ
おおしま眼科池本クリニック
おおしま眼科クリニック
理事長・院長 大島 佑介
おおしま・ゆうすけ●医学博士。1992年に大阪大学医学部を卒業。京都大学再生医科学研究所(国内留学)、大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室講師などを経て、2014年に同院を開院。日本眼科学会認定眼科専門医、京都府立医科大学眼科学教室客員講師、西葛西井上眼科病院顧問など。
院長 池本 淳子
いけもと・じゅんこ●2001年、福井大学医学部卒業。京都府立医科大学眼科学教室入局。宇治徳洲会病院、山形井出眼科病院、京都中部総合医療センター、東近江市立能登川病院主任部長などを経て、2018年より現職。日本眼科学会認定眼科専門医。
近年、眼科手術の技術や医療機器の進歩によって手術による侵襲は小さくなり、手術時間も大幅に短縮されている。それに伴い、高まっている早期回復のニーズに応えるべく、日帰り手術に特化した眼科クリニック3院を率いるのが、医療法人聖佑会グループの大島佑介理事長だ。
網膜硝子体手術および白内障手術におけるエキスパートサージャンの一人である大島理事長は、大阪大学医学部附属病院、京都大学再生医科学研究所などを中心に、さまざまな難治性疾患の治療と新しい低侵襲手術システムの開発を行ってきた。自ら「最新の眼科医療を身近な地域に広めたい」との熱い思いから、2014年には大阪府高槻市に「おおしま眼科クリニック」、2016年に「かわさき眼科クリニック」を開設。そして2018年には大阪府八尾市に小児眼科、白内障、網膜硝子体疾患の日帰り手術に特化した「おおしま眼科池本クリニック」もオープンさせた。同院について大島理事長は、「八尾市の眼科医療の中核施設となるよう、地域の皆様との信頼関係を構築していきたい。これまでに培った知識・経験・技術を活かし、より良い眼科医療を地域の皆様に提供していきます」と語る。
大阪府八尾市のおおしま眼科池本クリニックの開設の背景には、こうした患者への熱き思いを共有できる池本淳子院長の存在が大きいと大島理事長がいう。同院では大島理事長と池本淳子院長の2名により、白内障や網膜硝子体疾患、眼瞼疾患などに対し、原則すべて日帰り手術を行う。これまでに大学病院などで数多くの白内障手術や眼瞼手術を行ってきた池本院長は、「大島理事長の『患者さんにとってのベストな治療を、一切妥協することなく追求していく姿勢』に共鳴し、その手助けをしたいと思いました」と語る。
専門領域を選ぶときに眼科と小児科で迷ったという子ども好きな池本院長は、小児眼科を自身のライフワークと位置づけ、精通する医師の元で研鑽を積んできた。「これまでに培った知見を活かし、子どもたちの目を守りたい」との思いは、自身も母親となったことでより強まった。こうした経緯から同院は小児眼科にも注力し、近視や遠視などの屈折異常、弱視・斜視、小児の流涙症などにも幅広く対応。近視抑制効果のあるオルソケラトロジーや点眼治療も積極的に行っている。一般的に視力の発達異常は9~10歳を過ぎると治療が難しく、できるだけ早期発見することが重要なため、同院では幼児でも30秒ほどで近視や遠視などの屈折異常を調べられる小児専用の検査装置を導入している。また、発達過程で子どもが自ら目の異常に気づき、かつそれを言葉で説明するのは難しいが、池本院長の豊富な経験や明るい人柄が、うまく話を引き出して円滑な診療や疾患の早期発見につなげているのだろう。「単に見えるようになるのではなく、その人の眼を子どもの時から診て、より良い人生を送る手助けをしたいと思っています」と池本先生。
世界最小のわずか0・4㍉の切開創で縫合を必要としない27ゲージ低侵襲手術システムを世界に先駆けて開発した大島理事長が統括する聖佑会グループでは、高槻院のみならず、新しい八尾院でも、黄斑前膜や黄斑円孔のような比較的シンプルな疾患の予定手術だけでなく、網膜剥離や糖尿病網膜症などの重症例にも緊急対応できるだけの最新の設備環境と医療チーム体制を完備している。
その結果、「グループ全体で14年2月の開院から18年12月までの約5年間で行った292例の網膜剥離初発例の日帰り手術では、八尾院の症例も含めての初回復位率が97・3%、最終復位率が100%と、全国トップクラスの治療成績をあげることができました。また、硝子体手術の約8割が他施設からの紹介例で、その4分の1超が緊急性のある裂孔原性網膜剥離であることからも、地域の患者さんや先生方に当グループの『手術のクオリティー』を信頼して頂けていると感じています」と語る大島理事長は、こうした実績に加え、国内外で学会講演や手術ライブによる技術指導も積極的に行い、その技術の高さと信頼性を示す揺るぎのない証として、医師同士の評価によって選ばれる「Best Doctors in Japan」に3期連続で選出されている。
大島理事長は、白内障手術の分野でも角膜混濁眼などの難症例のエキスパートサージャンとして知られており、手術に関する医学専門書の執筆も数多く担当している。白内障手術では、2・2㍉の極小切開創で手術を行い、縫合も必要としない。結果、術後の乱視や感染症のリスクも抑えられていると大島理事長。「縫合が不要な分、術後の違和感も軽減されます。手術時間が短く、点眼麻酔や局所麻酔によって痛みが抑えられるのも大きな利点です」。おおしま眼科クリニックとかわさき眼科クリニックは、ともに厚生労働省認定の先進医療施設であり、多焦点眼内レンズの症例でも豊富な経験と実績をあげている。1年間(18年1月~12月)の白内障手術2188例のうち、277例(12.6%)が多焦点眼内レンズの症例と、全国トップレベルの症例数と治療成績を収めている。「今後も、患者さん一人ひとりの視力回復の『質』を追求した眼科手術を継続していきたいと思います」
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は先進医療として実施。手術費は片目38万円(税別、保険診療の治療と併用可能)。オルソケラトロジーは自由診療。両眼16万円+税(定期検診代、洗浄液や不調時の診療代金含む)。
- Information
医療法人聖佑会グループ
■おおしま眼科池本クリニック
大阪府八尾市桜ヶ丘1-10-2 桜ヶ丘クリニックビル2F
【休診日】火午後・土午後・日・祝
TEL.072-975-6011
■おおしま眼科クリニック
大阪府高槻市西冠1-12-8
【休診日】水午後・木午後・土午後・日・祝
TEL.072-676-8900
■かわさき眼科クリニック
大阪府高槻市宮田町1-29-18 たかつき宮田町ビル3F
【休診日】木午後・土午後・日・祝
TEL.072-690-7540