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ふれあい横浜ホスピタル 関節外科
膝がガクッとしたら膝骨切り術をうけるタイミングです
もっとも一般的な骨切り術が高位脛骨骨切り術です。自分の膝関節はそのまま残して、脛骨を骨切りし、脚全体の角度を変えることで、O脚による痛みをとることが期待できます。変形性膝関節症、膝骨壊死が対象になります。変形性膝関節症は、進行すると膝関節内側の軟骨がすり減って、O脚となり、さらに進行すると外側の靭帯がゆるんで動揺性を生じ、階段を降りる時に膝がガクッとなり痛みが増します。この場合、痛み止め、関節内注射の効果は限定的で、手術による治療が望まれます。
日常生活での痛みでは、膝がガクッとする時が手術のタイミングです。膝痛のためスポーツ活動が制限される時も手術のタイミングです。
当院には骨切り術の医療機器がそろっており、まず下肢全長XPを撮影して、ドイツテュービンゲン大学で学んだ変形分析を行い、それぞれの膝にあわせた手術方法を提示します。特に年齢が若くスポーツ活動を目的とする場合は、手術後の膝関節面がなるべく地面と平行になるように大腿骨・脛骨両方の骨切りを行うDouble level osteotomyを積極的に行っています。一般的に、手術2日後より歩行器で歩き始め、入院期間は3〜4週、1本杖で退院となります。公共交通機関で通勤するまで2〜3カ月、重労働・スポーツ復帰まで約6カ月かかります。それぞれのO脚変形度、生活、意向を重んじ、治療方法を考えています。
関節外科部長
赤松 泰
日本整形外科学会認定
整形外科専門医
Information
ふれあい横浜ホスピタル 関節外科
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膝骨切り術HP
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kneeosteotomy.org/