当院の回復期リハビリテーション病棟の特徴は①一般病院の中にある回復期病棟（40床）であること、②病院の理念として、無差別、平等の医療を掲げており、差額ベッド代をいただいていないこと、③急性期から在宅医療までシームレスな治療を目指してリハビリテーション（以下リハ）を行っていることです。病棟でのリハの充実はもちろん、近隣の方であれば外来リハ、あるいは訪問リハスタッフによる在宅でのリハ（専任12名体制）など地域の環境にあったリハ提供も行っています。

回復期リハ病棟にはリハを知悉した医師が配置されていないこともあるのですが、当院ではシームレスで質の高いリハを目指し、日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医資格を持つ病棟医長が病棟担当医として運営をしています。

常勤の神経内科医や整形外科医もおり、神経難病や、両下腿切断を含む義足の作成と歩行の獲得など、幅広いリハの分野の対応が可能です。リハスタッフは合計81名おり、中枢神経、整形外科、心臓リハなどのグループに分かれて研鑽を積んでいます。入院された患者様の人生をサポートするリハビリテーション病棟を目指しています。