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医療法人 玉昌会

キラメキテラスヘルスケアホスピタル

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「未来のまち」の回復期機能病院に
地域の期待は大きい

「キラメキテラス」の中核となる医療施設

 2021年1月、鹿児島市高麗町に30年後の未来を見据えた複合施設「キラメキテラス」がオープンした。完成すれば医療施設、ホテル、分譲マンション、商業施設からなる、ひとつの街といってもよい巨大施設。その中核となる医療施設が「キラメキテラスヘルスケアホスピタル」だ。

 「もともと鹿児島市堀江町で60年の歴史を刻んできた高田病院が21年2月、キラメキテラスへ移転、名称変更して未来型病院へと生まれ変わりました」と萩原隆二院長は話す。入院治療から在宅医療、介護サービスまで切れ目なく提供できる回復期・慢性期機能病院として地域の期待は大きい。

 病棟の建物自体が斬新で、廊下の窓側に椅子やベンチを置き、「縁側廊下」を設けたほか、スタッフルームと病室を近接させ、ゼロ動線による「近くにある医療サービス」を実現した。

病室に10台の透析機器を導入入院病棟で透析が受けられる

 回復期リハビリテーション病棟を併設。通院よりも入院中の透析患者のほうが多いという特徴がある。脳出血や脳梗塞、骨折などで入院中でも透析を行うことができるのだ。逆に透析患者がケガや病気で入院しても継続して透析を受けることができる。透析施設と回復期リハビリ機能を併せ持つ病院は少なく、他の医療機関からも多くの患者を受け入れている。

 要介護5や認知症で全介助の必要な方も入院病床で、そのまま透析が受けられるよう、病室にも10台の透析機器を導入した。

「病室のベッドに寝たまま透析を受けられるというのは患者さんのストレスを軽減するだけでありません。スタッフの負担も軽減できますし、感染症対策にもなります」(萩原院長)

 透析中に同時にリハビリを行う腎臓リハビリテーションにも取り組んでいる。患者の時間を有効に使えるだけでなく、ストレスを発散したり、透析中の血圧低下を防いだりといった医学的な効果も期待できる。透析患者が、できるだけ普通の生活を送ることができるよう、さまざまな領域のスペシャリストが集結、入院中・退院後のサポートに懸命に取り組んでいる。

院長

萩原 隆二

日本腎臓学会認定腎臓専門医
日本透析医学会認定
透析専門医

医療新聞社
編集部記者の目

「未来の病院」が目の前にあった。「キラメキテラス」には2つの病院が設けられた。ひとつは急性期病院で、もうひとつが回復期・慢性期機能病院のキラメキテラスヘルスケアホスピタル。後者は入院治療から在宅治療、介護サービスまで切れ目なく提供できるうえ、回復期リハビリテーション病棟を併設。脳出血や脳梗塞、骨折などで入院中でも透析を受けられるよう病室にも10台の透析機器を導入、透析のために移動する必要がない。

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