- 鹿児島県
医療法人 玉昌会
加治木温泉病院
- 動画あり
回復期・慢性期にも手厚く対応し
ケアミックス病院として地域に貢献
総合力活かし、チーム医療を実践
鹿児島県姶良市の加治木温泉病院の大きな特徴は多くの診療科を有することを活かし、チーム医療を実践していることだ。
「腎臓内科、神経内科、脳神経外科、整形外科など回復期のすべての疾患に対応できる常勤医がそろっています。お一人おひとりの症状に合わせて各科のスペシャリストと協力してリハビリテーションにあたっています」とリハビリテーション科の堀ノ内啓介科長は話す。
敷地内には人工透析センターが併設されている。回復期、慢性期リハビリテーション目的の患者で人工透析が必要な場合、同時に透析治療も受けられる。歯科とも連携し、口腔機能低下症にも対応している。
コメディカルの充実も見逃せない。リハビリテーションスタッフは総勢94名。そのうち言語聴覚士が22名を数える(2021年8月末現在)。脳卒中などで摂食・嚥下障害を持つ患者も多く、言語聴覚士の出番が増えている。
院内には義肢装具室も設置し、3名の義肢装具士が常勤。ニーズに応じて、スピーディーで、きめ細かな対応を行っている。義肢装具士は訪問診療にも同行、在宅患者の装具の調整にも腕をふるう。
脳卒中後の自動車運転のリハビリテーションでは自動車学校と連携するなど、外部の人材・施設とも積極的に協働する。
同病院は1978年の開院。現在は地域一般37床、回復期54床、地域包括ケア60床、療養119床の病院270床、介護医療院80床の計350床を持つ。急性期と回復期・慢性期の両方に対応するケアミックス病院として地域に密着した医療サービスを提供している。
「リハビリテーションは患者さまの良くなりたいという意思がいちばん大切。当病院は、そうした思いを受け止め、リハビリテーションのあらゆる局面で、適切な治療法・解決策を提示することができます。『ここでリハビリテーションを受けて良かった』といっていただけるよう、全力でお手伝いをしていきたいですね」と堀ノ内医師は力を込めた。
リハビリテーション科 科長
堀ノ内 啓介
日本リハビリテーション医学会認定
リハビリテーション科専門医
医療新聞社
編集部記者の目
医療法人玉昌会は加治木温泉病院と鹿児島市のキラメキテラスヘルスケアホスピタルを中心にケアレジデンス、住宅型有料老人ホーム、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、デイサービス、グループホームなどを有し、地域に複合型の医療・介護サービスを提供している。加治木温泉病院は急性期だけでなく、回復期・慢性期にも対応、各診療科目の医師とともに総勢94名のリハビリテーションスタッフが患者を支える。
Information
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