脊椎脊髄疾患に特化する卓越した医師が在籍

　「高度な医療行為と思いやりのある診療。その両者を大切にして、患者様に向き合っています」。そう語るのは東京都杉並区にある浜田山病院の小瀨忠男院長だ。同院の強みは整形外科の充実。特に手術に力を入れており、脊椎脊髄疾患やスポーツ整形の手術、低侵襲な内視鏡手術、股・膝関節の人工関節置換術や臼蓋回転骨切り術、肩関節のリバース型人工肩関節置換術など、年間2024件（※1）を数える。無輸血手術にも積極的だ。

　東京のみならず全国各地から患者が訪れ、整形外科の幅広い分野において高度な医療を実施している。常時整形外科の外来は5診体制をとっており、さまざまな疾患に特化した医師に診てもらうことが可能だ。

　中でも脊椎脊髄疾患では幅広い治療を展開。手術にCT撮影データを使ったナビゲーションシステムや脊髄機能をモニタリングする脊髄誘発電位測定などを導入、正確な実施を心掛ける。

　脊椎圧迫骨折に対する低侵襲な治療法であるBKP （経皮的椎体形成術）、腰椎椎間板ヘルニアに対する椎間板内酵素（ヘルニコア）注入療法、脊椎にリードを入れて電気を流し痛みを緩和させる脊髄刺激療法など新しい手術法も取り入れている。

　最新脊椎治療を行うのは7名の脊椎脊髄疾患のエキスパート。東京医科大学名誉教授である今給黎篤弘医師を筆頭に、長年、大学病院で高度な医療を提供してきた医師が在籍。脊椎脊髄治療のドリームチームを形づくる。

　再生医療にも積極的で、自分の血液中の成長因子を活用したPRP︲FD（※2）を導入。腰部硬膜外ブロック、仙骨裂孔ブロック、星状神経節ブロックなどのペインクリニックにも力を入れる。ほかにも関節リウマチなど、手術以外の治療を望む患者の多様なニーズにも応える。

　内科では痛みの少ない経鼻内視鏡を実施。脳神経外科では美馬達夫医師による脳脊髄液漏出症に対する治療であるブラッドパッチ療法（※3）などを受けられる。

※1　2018年1月～12月 ※2　自由診療：22万円（税込） ※3 自由診療：7万円（税込）

高度な医療と優しさを兼ね備えることが大切

　同院では、どんな患者であっても受け入れるという姿勢をとり、現代の「赤ひげ」を目指し、患者にとって本当に必要な医療を丁寧かつ柔軟に行っている。手術をしない圧迫骨折の患者であっても入院を積極的に受け入れている。リハビリテーションにも重きをおいて、非常に力を入れる。広々としたリハビリ室で熟練した17名のスタッフが患者の機能回復を熱心に支え、環境は充実している。しかも入院中だけではなく、退院後も治癒するまで継続して同じスタッフによるリハビリが可能だ。

　診察でのCTやMRI、血圧脈波や骨密度などの検査も予約なしで当日に撮影や測定、説明が受けられるほか、他院診療に対するセカンドオピニオンも受け付けている。多くの患者に信頼される病院として存在感を放つ。「多くの患者様にご来院頂けることは大変光栄に思っております。ただ、病気の方に診療をお待ち頂くことが大変心配です。優しく丁寧で一生懸命に診療にあたります」（小瀨院長）

　小瀨院長の活躍は治療だけにはとどまらず、腰痛に関する本を出版するなど、啓蒙活動にも意欲的だ。地域貢献にも熱心で、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種も連日100人程度に実施している。これからも患者の健康を守るために、情熱を燃やし続ける。

• ▲閉所恐怖症の方にも配慮したオープンタイプのMRI。予約なしで当日撮影・説明が可能
• ▲熟練した優しく丁寧な17名のスタッフと広くて明るい活気にあふれているリハビリ室

• ▲連日100人程度に実施する新型コロナウイルスワクチン接種会場。インフルエンザワクチンも施行