投稿日: 2019年3月4日 11:42 | 更新:2019年3月4日11:42
脊椎疾患治療に特化した
志匠会グループ
医療法人志匠会は、難病に指定されている後縦靭帯骨化症をはじめ、頚椎症性神経根症、脊柱管狭窄症、高齢者後側弯症、圧迫骨折などの脊椎疾患治療に特化した診療を行っている。志匠会の前身の新横浜スパインクリニックの開設時より、脊椎疾患への手術を希望して全国各地から患者が訪れ、2005年6月から2018年12月までにグループ全体で行った脊椎手術は1万3025件にものぼる。
一般的に、再手術は患部が癒着していることが多く、また症状が進行しているために固定術など大掛かりな手術が必要となることも少なくない。同院には、このような難度の高い再手術の経験が豊富な医師が在籍しており、すでに複数回手術を受けたが新たな症状に悩んでいる患者なども数多く訪れる。中には、同院の再手術を経て、術前には歩行に欠かせなかった杖が不要になった症例もあるという。
一方で、患者の負担を抑えた短時間の手術も積極的に取り入れるのも、志匠会の特長である。患者の負担が軽減されれば、早期の退院と日常生活への復帰が期待できる。例えば、頸椎の後縦靭帯骨化症(OPLL)や、頸椎や腰椎の脊柱管狭窄症に対する椎弓形成術や除圧術であれば、通常、術後5~10日で退院が可能である。手早い手術により手術時間が短縮されれば、出血量の抑制だけでなく、感染リスクを抑えることにもつながる。 こうした手術を可能とするためには経験値が重要であり、志匠会では医師を含め手術に関わるスタッフが脊椎の手術について数多くの経験を積んでいるから可能となると言えよう。
また、頸椎症性神経根症や頸椎椎間板ヘルニアなどの頸椎疾患に対しては、神経を圧迫する原因となる骨棘などを取り除く必要がある。そのための方法として、志匠会では従来より行われている前方固定術に加え、首前方の小さな切開から器具を挿入し、顕微鏡を用いて圧迫の原因を取り除く「顕微鏡下頚椎前方椎間孔拡大術(マックF)」も積極的に行っている。
骨棘などの圧迫原因を直接除去できるうえ、低侵襲ゆえに身体への負担が小さく、術後数時間で歩行が、翌日にはシャワー浴が可能で、術後1~3日後には退院を目指せるのも特長だという。
マックFの手術経験が豊富な土屋直人医師は、「頸椎疾患による首肩の痛みのみの場合や、片腕から手のしびれのみといった場合、手術を希望されても『手術適応ではない』と他院で言われたという患者さんも多くおられます。これらの患者さんの中には、低侵襲なマックFの適応となる方が多く含まれています。頸椎神経根の除圧術のみに特化した治療を行う医師は極めて稀なため、私のところに全国から患者さんが来院されています。仕事をされている方は、通常4~5日程度で退院でき、同時に職場復帰も目指せます」と語る。
このように、頸部と腰部、いずれに生じた疾患に対しても、小さな手術(低侵襲手術)から大きな手術まで、幅広く提供し、かつ末永く患者をサポートできる点も、志匠会の大きな強みといえるだろう。
志匠会では、『より精度の高い診断をできるだけ早く提供する』ことを心がける。そのための取り組みとして、先進機器も積極的に導入している。例えば、立位と座位の両方でMRIを撮影できる機器(G‐SCAN)と、撮影画像に基づいた3Dモデリングにより、立体的なデータが作成可能なイメージングシステム(EOSイメージングシステム)を導入。この2つの機器を併用することで、重要かつ的確な画像に基づいた、精度の高い診断と治療に役立てているという。
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