患者本位の姿勢で取り組む
高度な網膜硝子体手術


やまにし眼科
 
院長 山西 茂喜
 
やまにし・しげき●1994年、愛媛大学医学部卒業。ミシガン大学ケロッグアイセンター留学後、愛媛大学医学部眼科講師、松山赤十字病院眼科部長などを経て2017年より現職。日本眼科学会認定眼科専門医。

 
 

幅広い眼疾患の手術で 患者の負担軽減を徹底

愛媛県松山市のやまにし眼科では、眼科の中でも特に高度な技術が必要とされる網膜硝子体手術を中心とした幅広い眼疾患の診療を提供し、四国有数の実績を重ねている。山西茂喜院長はアメリカで糖尿病網膜症の研究に力を注いだ後、愛媛大学や松山赤十字病院などで先進的な眼科医療に携わってきた。そうして培った知見と技術をもとに2017年、同院を開設。最新のレーザー機器や手術用顕微鏡なども積極的に導入し、視機能の回復と低侵襲性にこだわった治療を実践している。その代表例が、わずか0・4㍉という極小切開で行う硝子体手術。切開と縫合がほとんど無いため術後の回復が早く、また縫合が原因となって生じる不正乱視のリスクも抑えられるという。その上で、手術用の攝子を自ら開発して術中の効率向上を徹底するなど、手術時間の短縮にも余念がない。「小切開なだけではなく、より良い手術内容を、より迅速に提供する、本当の意味で低侵襲な手術を追求しています」
 
こうした治療の内容について、患者が十分納得できるまで説明し、安心して治療を受けられるように努めている点もポイントだ。患部の写真を交えて病態を詳細に説明し、必要な治療の選択肢から治療後の予測まで、患者目線に立って徹底的に伝えていくと、山西院長は語る。「年齢や将来の希望に応じた具体的な目標を立てて、それまでの道筋を説明し、一緒になってゴールを目指す、そうした姿勢が大切です」。同院では予約制を敷きながら充実したスタッフを揃え、待ち時間を極力短縮しつつ余裕ある診察時間を確保している。そうした点も患者の理解の深まりにつながっているのだろう。 
 
白内障の先進医療実施施設にも認定されている同院では、最新の多焦点眼内レンズを含めたさまざまな眼内レンズを使い分け、適した手術を提供している。その際も、対話を通じて患者の生活スタイルまで汲み取りながら、最善の方針を相談するという。「例えば山が多い四国では、暗いトンネルの運転も少なくありません。遠近両方にピントが合うメリットと、運転面でのデメリット両方をお伝えし、ベストな内容を選び抜いています」。こうした患者本位の診療を徹底しながら、後進の教育や医療体制の発案などを通じて、より多くの患者の力になりたいと山西院長。その熱意とひたむきな姿勢が、多くの患者の心を惹きつけている。
 
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は自由診療。費用は片眼約40万円(税込)。先進医療が適用されるため通常の診療との共通部分は保険診療

Information
やまにし眼科
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TEL. 089-998-2525

【診療時間】月・火・水・金 9:00~12:00/ 15:00~17:30
      木・土 9:00~12:00 
     ※予約優先。予約外の受付は各診療時間30分前まで。
【休診日】木午後・土午後・日・祝

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