投稿日: 2019年5月31日 11:07 | 更新:2019年8月27日10:52
立川ARTレディースクリニック
院長 右島 富士男
みぎしま・ふじお●1995年北里大学医学部卒。2004年スタンフォード大学、05年ノースウェスタン大学留学を経て帰国。10年開院。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、医学博士。
患者に合わせた不妊治療で妊娠率向上を目指す
立川駅北口から徒歩3分の好立地にあり、先端の不妊治療を通じて高い治療成績をあげるのが、立川ARTレディースクリニックだ。一般的な不妊治療に加え、体外受精・顕微授精などの高度生殖医療(ART)を中心に提供し、これまでに約2700人の妊婦を送り出してきた(※)。
高い治療成績の背景にあるのが、患者に応じた柔軟な治療だ。右島富士男院長は、「患者さんの年齢や生活習慣などにより治療の効果は異なります。それも考慮した治療の提供が、いまだ低い国内の体外受精・顕微授精の妊娠率(1採卵あたり)の改善にもつながると考えます」と語る。一環として、同院では問診を重視し、それらの内容も踏まえ食事や睡眠などの生活改善の指導や妊娠につながる薬のサプリメントの処方を行う。また体外受精・顕微授精の際、一般に受精卵を数日培養し、胚盤胞になった段階で子宮に移植する方法が採られる。しかし右島院長は、「年齢が上がると胚盤胞まで発育する胚の割合が少なくなるため、状態に応じて胚盤胞になる前の分割期胚の段階で移植することにより、妊娠率向上を目指す治療法を行うこともあります」と語る。
さらに、卵巣から分泌されるホルモンの値を調べ、卵巣物や卵子の数を予測するAMH測定にも力を入れる。患者は、この検査によって卵巣の状態を知ることができ、それに基づいて治療法の選択や排卵誘発法などを選択・調整することができるという。
生物学・生化学の豊富な知識を持ち、体外受精や顕微授精などを行う培養士が10人在籍するのも、同院の大きな強みだ。その中には国内有数の研究所で生殖工学の基礎を習得し、ノーベル賞につながる共同研究に携わった経験を持つスタッフも含まれる。そうした培養士の存在が、患者ごとの最適な治療法を選択する上で重要な役割を担っていると、右島院長は語る。「我々の最先端の技術を患者さんたちに還元することが、本来の医学であると信じています」
※2010年10月~19年3月
【自由診療】体外受精胚移植 約20万~35万円、顕微授精胚移植 約25万~45万円
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