投稿日: 2019年8月27日 10:50 | 更新:2019年10月1日11:00
医療法人良仁会 柴眼科
院長 柴 賢爾
しば・けんじ●日本医科大学卒業、大阪大学医学博士。大阪中央病院眼科医長、近大非常勤講師などを経て現職。日本眼科学会認定眼科専門医。
副院長 柴 宏治
しば・ひろはる●1998年、京都大学医学部附属病院眼科学教室入局。北野病院、市立岸和田市民病院などを経て、現職。日本眼科学会認定眼科専門医。
豊富な経験に基づく網膜硝子体手術を実施
柴眼科は、白内障など、多岐にわたる治療を提供し、50年近く地域の眼科医療を担ってきた。現在では4人の眼科医が常駐する体制で、「依頼があれば休診日関係なく即日対応しています」と柴賢爾院長が語るように、地域の眼科救急診療にも貢献。中には、大学病院が受け入れなかったような症例も含まれている。
特に力を入れているのが、網膜剥離や糖尿病網膜症などに対する、網膜硝子体手術だ。眼科治療の中でも特に難度が高いにも関わらず、積極的に患者を受け入れられるのも、柴宏治副院長の豊富な経験があってこそ。同院の年間550件以上の手術を担うだけでなく、他院へも赴いて手術を実施。大学の講師や、オンライン上での講座などを通じ、後進の指導にも携わる。
難症例への対応や早期治療を実現
同院の網膜硝子体手術は、柴宏治副院長の技術に加え、0・4㍉の切開を実現できる27Gシステムや、眼に与える負担を抑えられる1万回転の硝子体カッターといった最新機器の活用により、侵襲を抑えつつ、手術時間が短縮されている。それにより、合併症の発生率や、再手術の頻度を抑えられるだけでなく、「一般的な手術であれば、1週間以内には視力の回復が得られています」(柴宏治副院長)と、術後に視力が回復するまでの期間も大幅に短くなっている。
また、その技術は、対応できる症例の幅の広さにもつながっている。同院では、時間の経過した外傷など、他院で断られるような難症例の手術も積極的に実施。それが評価され、同院に優先的に紹介する医療機関も数多い。加えて、一般的な症例では早期手術を実現させている。「例えば、黄斑上膜では、一般的には視力が低下してから手術が選択されます。ただ、その時期だと後遺症が残る可能性が高まるため、早期に手術をしたほうが良いのです」と柴賢爾院長。ただ、早期の場合、症状がないだけに、合併症を万が一起こすと患者の満足度が大きく低下してしまう。そうした事態を防げる技術があるからこそ可能にしていると言える。
開業医として、外来診療も重視する
ただ手術だけを行うのではなく、外来診療も重視してきた。例えば、不定愁訴とされる、漠然とした症状で来院する患者も親身に受け入れている。「意外にそうした症状の裏に重大な疾患が隠れていることがあります」と、柴宏治副院長が語るように、そこで眼疾患が見つかり、手術まで一貫して行うケースも多い。ときには下垂体腫瘍、白血病など、眼疾患以外の危険な疾患が見つかることさえあるという。
開業医と、大学病院のような手術を重点的に行う施設、両方のメリットを併せ持つ眼科として評判を集め、近隣の他府県、さらには九州まで、遠方から来院する患者もしばしば見られる。「診療において一番大事にしているのは、患者さんを良くしてあげたいという情熱。そのために技術の向上に努めています」と語る柴宏治副院長。それは柴賢爾院長が掲げてきた、同院の理念にも通じる考えだ。これからも先進的な眼科手術で、地域の信頼に応え続けていく。
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- 医療法人良仁会 柴眼科
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