投稿日: 2017年5月17日 17:06 | 更新:2017年5月18日10:57
穴吹整形外科クリニック
院長 穴吹 弘毅
あなぶき・こうき●1994年、自治医科大学卒業。同年、大分県立病院研修。98年、自治医科大学研修。その後数カ所の病院勤務(整形外科部長職)を経て、09年から現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本東洋医学会認定漢方専門医など。
脊椎低侵襲手術と内視鏡手術治療を駆使し、着々と実績を積み重ねる
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などに代表される脊椎脊髄疾患は、腰下肢痛や歩行障害などの原因となり、QOL(生活の質)の低下を招く。これらの疾患に対して低侵襲脊椎手術や内視鏡を用いた日帰り手術治療を提供し、過去4800件以上、東海地方で有数の手術実績を積み重ねてきたのが、静岡県裾野市の穴吹整形外科クリニックだ。
同院が手がける低侵襲治療の中でも特に注目を集めているのが、椎間板ヘルニアに対する「PELD(経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術)」だ。10㍉ほどの小切開から挿入した操作管を通じ、内視鏡モニターで患部を60倍まで拡大視しながら、ラジオ波を用いて椎間板組織を周囲から剥離・凝縮し、飛び出ているヘルニアを鉗子で摘出していく、極めて侵襲の少ない治療法である。「従来の手術では全身麻酔下で椎間板の約80%を摘出するため、スポーツに復帰するまでおよそ3カ月~半年と回復に時間がかかります。一方PELDは局所麻酔下で行い、椎間板を多く温存できるため、1~2カ月ほどで復帰することも可能であると同時に多くの利点があります」と、同院の穴吹弘毅院長は説明する。
更に穴吹院長は、さまざまな保存的治療の研究・実践にも長年にわたって取り組んでおり、豊富な治療の選択肢を揃えている。例えば腰痛の患者にはマッケンジー法という構造的診断を用いて正確に診断・分類した上で、病態に応じてマッケンジーエクササイズ、その他カイロプラクティック、漢方治療、針治療、ピラティスなどから適した治療を提供している。加えて、特定の椎間板に減圧状態を発生させることで、ヘルニアの原因である突出した髄核を正常な位置に戻すことを目指す「椎間板減圧システムによるヘルニア治療装置」も導入。装置を活用することで、手術をしなくてもヘルニアの縮小・退縮、下肢の痺れなどの改善が期待できるという。
これらの幅広い治療を活用することで、現在では穴吹院長がこだわる初診から手術、術後までの一貫したサポートも実現できている。「1人でも多くの患者さんを、痛み・障害から救いたいと考えています。これからもあらゆる治療法を駆使し、最良な治療・結果を追求していきます」
- Information
- 〒410-1123 静岡県裾野市伊豆島田831-1
TEL.055-995-1010(予約のみ受付)
【診療科目】整形外科、リハビリテーション科、漢方内科
【診療時間】月・火・水 9:00~13:00/16:00~18:00
木・土 9:00~13:00
【休診日】日・祝
http://anabuki-seikei.net/