投稿日: 2017年5月17日 17:10 | 更新:2017年5月17日19:21
医療法人社団 望洋会 のぞみ記念
下田循環器・腎臓クリニック
院長 花房 雄治
透析医療に求められる処置を一貫して提供
海や山の自然や温泉、豊かな海産物など、観光の名所として名高い静岡県下田市。この地域では高齢化に伴い、慢性腎臓病や心疾患などの発症率も増加している。下田循環器・腎臓クリニックは、進行した慢性腎臓病に対する人工透析や、診断及び提携病院での手術後のフォローといった心疾患診療を軸に、地域で幅広い治療を提供している医療機関だ。
同院で特に力を入れている透析医療は、体外の機器で老廃物を取り除く血液透析や、体内の腹膜を用いる腹膜透析、上肢にシャントと呼ばれる血液の出入り口となる血管を作る手術など、幅広い手法を患者に提供する必要があるほか、全身管理も常に求められる分野だ。それに対し、「全身管理が特に求められる心臓の手術に携わり、日常的に血管を扱ってきたことが透析医療に大きく役立っています」と、花房雄治院長は、開院前に積み重ねてきた心臓血管外科医としての経験も生かしつつ、必要な処置をすべて院内で対応。透析の導入から維持まで一貫した医療を実現させている。
設備面も充実しており、血液のろ過を同時に行って血液透析特有の合併症を抑える機器「オンラインHDF」も7台導入しているほか、入院設備で透析中に体調を崩した患者や、シャントの治療が必要になった患者などを受け入れることもできる。加えて、院内に備えた64列マルチスライスCTも活用しつつ、透析患者に多い循環器疾患についても診断・治療を積極的に実施している。それによって、心臓の冠動脈、大動脈、足の血管に異常が見つかった場合も、院内もしくは連携病院で円滑に治療へ進めるという。
さらなる研鑽を積みつつ後進の育成も見据える
こうした充実した診療体制を生かし、24時間体制で地域住民の治療に臨む他、観光が盛んな地域であることを生かして旅行者の透析も受け入れている。「本来の担当医からの紹介状など、事前に準備が必要ではありますが、ベッドに空きがある限り断ることなく受け入れています」と花房院長。また、透析医療に加え、地域の予防医学の一環として検診に力を入れている点も特徴だろう。64列マルチスライスCTを活用し、心血管ドックや腎ドック、脳ドックなど循環器と腎臓・泌尿器を中心にさまざまな検診コースを揃え、疾患の早期発見に努めてきた。
同院では今後もこうした医療の質のさらなる向上を目指している。花房院長は多忙な診療の中で臨床研究や学会参加、研究発表なども精力的に行い、知識・技術を高めてきた。地域医療の継続のため、ゆくゆくは循環器、外科、透析を中心に、後進の育成にも力を入れていくことを視野に入れている。「より良い医療とホスピタリティを追求し、地域の皆様に安心感を与えられるクリニックであることを心がけています」と、同院はスタッフ全員で患者がより満足できる医療の実現に向けて邁進している。
※自由診療:心臓・脳・肺ドック9万円、心臓・血管ドック8万5000円、腎ドック5万円
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静岡県下田市高馬147-1
TEL.0558-23-3113
FAX.0558-23-3330
【診療科目】循環器内科、腎臓内科、人工透析内科、泌尿器科、内科、
糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、血液内科、内分泌内科、
老年内科、外科・血管外科、アレルギー・リウマチ科
【受付時間】月・水 8:00〜13:00 火 8:00〜12:00
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