投稿日: 2017年5月17日 17:33 | 更新:2017年5月17日17:33
医療法人社団英明会
大西脳神経外科病院
理事長・院長 大西 英之
おおにし・ひでゆき●奈良県立医科大学臨床教授。医学博士。2000年12月に大西脳神経外科病院を開院。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。第7回パンパシフィック脳神経外科学会会長、第18回日本臨床脳神経外科学会会長など。
脳卒中の救急医療に注力し回復期まで院内で対応する
大西脳神経外科病院は、兵庫県明石市の脳卒中医療に貢献してきた医療機関だ。救急隊が脳卒中か否かを判断する「プレホスピタルレコード」を国内で先駆けて導入し、現在では他施設と共同で子どもに脳卒中について教え、家族への知識の浸透を目指す「明石プロジェクト」も行っている。
治療においても、先進的な手法を積極的に導入。特に、血管の詰まりや、破裂・未破裂脳動脈瘤を開頭せずに治療する脳血管内治療に力を入れている。「日本脳神経血管内治療学会認定脳血管内治療専門医3名が在籍する体制のもと、24時間365日脳血管内治療を実施可能です。2017年からは専門的な訓練を実施する施設としての役割も担っています」と大西英之理事長。加えて開頭手術を担当する経験豊富な医師も揃っているため、両方の治療から患者の状態に合わせた治療の選択が可能だ。
同院では、SCU(脳卒中ケアユニット)も備えるなど、治療後のケアを行う体制も充実させている。2017年6月には回復期リハビリテーション病棟を新しく開設する。「発症してすぐの急性期医療では2週間での退院が求められますが、高齢の方や重症の方はそこまでに安定しないこともあります。リハビリ病院までの橋渡しとして、そうした方々を引き続き院内で受け入れることを考えています」と大西理事長。時には2週間より早く移ることも可能であり、より患者の状態に即した切れ目のない医療を目指せるようになるという。
同院は医療のさらなる向上を目指している。例えば手のふるえを起こす本態性振戦の最新治療「収束超音波治療」を開始した他、脳血管内治療の最新機器「フローダイバーターステント」の導入準備も進めている。最新技術も含め、高度な治療を実践することで難易度の高い症例を他院から紹介されることも多い。同院はこれからも地域の脳卒中治療を担い続けていく。
※自由診療:本態性振戦への収束超音波治療 180万円
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