当病院は、急性期脳梗塞に対するt-PA静注や血栓回収療法を24時間体制で行っています。脳出血やくも膜下出血などの出血性疾患に対しても、手術だけでなく脳血管内治療でも対応しています。脳卒中ケアユニット（SCU）を有し、エキスパートのチームが診断、治療及び早期リハビリを行う体制を整えており、急性期治療終了後に患者さんの神経症状が残存しても、回復期病棟でリハビリを継続できます。また、脳血管障害以外にも、脊髄血管障害、脊髄腫瘍、及び頸椎症や腰椎症などの脊椎脊髄変性疾患や末梢神経疾患にも広く対応していますので、頭だけでなく、首や肩のこり、腰痛、しびれなどの患者さんも診療しています。脳や脊髄は神経の中枢ですから、脳脊髄外科手術は繊細な技術が必要です。顕微鏡による手術や最新のシミュレーション技術を導入し、脳腫瘍、顔面けいれん、三叉神経痛なども含め、低侵襲な治療を実践しています。また、切らずに治療する定位放射線治療（サイバーナイフ）も積極的に行っています。24時間脳神経外科医が待機していますので、お困りの症状があればご連絡ください。

定位放射線治療装置
サイバーナイフ