- 京都府
京都府立医科大学附属病院
永守記念最先端がん治療研究センター
- 動画あり
陽子線治療を用いて、
京都のがん医療に貢献する
当院は2023年9月現在、京都府内で唯一、陽子線治療を提供している医療機関であり、2019年3月の運営開始から2023年9月末までに1090名の患者さんに陽子線治療を提供してきました。
陽子線には、一定の深さで粒子が止まり、止まった先には放射線が広がらないという粒子線特有の性質(ブラッグピーク)があるため、深部方向の放射線の広がりを制御できます。このため、陽子線治療では病変の奥にある正常組織への放射線の影響を最小限に抑え、放射線を病変部に集中して体に優しい治療を提供できる可能性があります。
当院では陽子線治療をご希望の患者さんに対して、放射線治療医と各臓器・疾患担当のスペシャリストによる検討会(キャンサーボード)を通して一例毎に慎重に検討し、最適な治療法を提案しています。
これからも、当院の理念である「世界トップレベルの医療を地域へ」の実現を目指して、多職種チーム一丸となって、患者さんに寄り添った陽子線治療を提供してまいります。
京都府立医科大学大学院
放射線診断治療学 助教
相部 則博
あいべ・のりひろ●2007年3月京都府立医科大学医学部医学科卒業、2014年3月京都府立医科大学大学院卒業、同年京都府立医科大学大学院放射線診断治療学講座助教、2016年4月から京都府立医科大学永守記念最先端がん治療研究センターにおける陽子線治療立ち上げのため国内外研修(2年間)。2018年4月京都府立医科大学に戻り陽子線治療立ち上げに従事。
Information
京都府立医科大学附属病院
永守記念最先端がん治療研究センター
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