- 北海道
社会医療法人三樹会
三樹会泌尿器科病院
- 動画あり
札幌から新しい試みを発信し、
日本の泌尿器科医療に貢献
道内で泌尿器科に特化した役割を担う
三樹会泌尿器科病院は1978年に北海道初の泌尿器科単科病院として開設。病床も99床を有し、泌尿器科医10名は全員が専門医を保有。麻酔科医も常勤し、安全な手術を目指す。
全道各地には、泌尿器科医の受診が難しい地域もある。同院ではオンラインを利用した診療システムを確立。遠隔地で受診が難しい場合も対応している。 さらに、2024年にロボット手術を導入予定。患者を責任もって継続した治療を行い、全道の泌尿器科医療の中心施設となる基盤を構築している。
前立腺肥大症治療センター2022年に開設
最も注力しているのが前立腺肥大症治療。出血も少なく、きれいに摘出できるホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を行っている。さらに22年4月より、術後すぐに閉塞がなくなることから即効性が期待できる経尿道的前立腺吊り上げ術(ウロリフト)、9月からは、感染リスクが少ない経尿道的水蒸気治療(WAVE)を開始。最新の低侵襲治療を取り入れ、治療件数が増えてきたことを機に前立腺肥大症治療センターを設立した。
「手術は敷居が高く大きな決断が必要でしたが、これらの術式は低侵襲であり、かなり選択肢が広がったと思います。それぞれの治療法の良い点、注意点を踏まえ、そこに薬物療法も組み合わせることで、さまざまな病状や前立腺の状態、生活のニーズに合った治療を提案できます」とセンター長の芳賀一徳医師は選択肢の多さを強調する。理事長・院長の佐藤嘉一医師は、同院の最も大切にしていることを次のように語る。
「本当に患者さんのためになること。患者さんと社会への貢献が誇りであり、患者さんの満足と安心が私たちの喜びです。泌尿器科医療のプロフェッショナルとして常に最善を求め高い水準の泌尿器科医療を柔軟・迅速・臨機応変に行ってまいります」
理事長・院長
佐藤 嘉一
札幌医科大学臨床教授
日本泌尿器科学会認定
泌尿器科専門医
前立腺肥大症治療センター長
芳賀 一徳
日本泌尿器科学会認定
泌尿器科専門医
医療新聞社
編集部記者の目
北海道で初の泌尿器科専門病院としてスタートした同院は、北海道で泌尿器科治療のトップランナー。佐藤院長は、泌尿器科医の受診が難しい地域に住む患者のことも考え、オンライン診療を確立させた。特に、前立腺肥大症の治療では、芳賀センター長の新しい治療方法に注目が集まっている。そして、2024年にはロボットを導入し、新しい病院も建設中。これからさらなる進化が期待されています。
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