• 山口県

医療法人信和会

高嶺病院

伝統ある依存症専門病院の新たな挑戦
ネットやゲーム依存にも対応

　当院は、1982年に全国でも珍しいアルコール依存症の専門医療機関として開院し、その後ギャンブル依存症を含めた嗜癖問題全般に取り組んできました。院内では集団精神療法を中心とした治療を行い、院外では山口県内各地の自助グループと協力しながら患者様の回復をお手伝いしています。

　依存症は以下の３つに大別されます。物質依存は薬物を体内に取り込むことで依存形成がなされる病気で、プロセス依存は行為に対する依存であり、対人依存は健全でない人間関係に依存してしまう病気です。

　開院から30年以上経過し、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。インターネットやスマートフォンの普及により、オンラインゲームやSNSなどのネット依存が医療界でも大きな話題となり、その後2018年にはWHOも正式にICD︲11でゲーム障害を疾患として認めました。このような社会の変化や依存症の多様化に対応すべく、当院でもネット依存やゲーム依存を対象として治療に取り組んでいます。現段階では18歳以上の方を対象にしておりますが、今後より広範な方にも対応できるよう準備を進めているところです。

　依存症は、否認の病気とも言われ否応なく家族など周囲が巻き込まれてしまう病気です。ご家族からの相談はもちろん、依存症でお悩みの方は一人で悩まず当院へご相談ください。