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医療法人社団三慈会

釧路三慈会病院

難治性の疼痛治療へ脊髄刺激療法（SCS）に注力

　釧路三慈会病院のペインクリニック外科は2019年11月に「痛み治療センター」として外来を改修リニューアル致しました。ペインクリニック外科では外来患者数で1日20人～30人程度を受け入れ痛みに特化した、より専門的な治療を行っています。内服治療以外に、X線透視装置や超音波診断装置を用いたより正確な各神経ブロックを、年間1500件以上行っています。また高周波熱凝固装置を併用し、除痛効果を長時間維持させることも期待できます。外来治療以外では、椎間板ヘルニアに対する髄核摘出術や脊椎術後の硬膜外腔癒着剥離術などの低侵襲手術も数多く行っています。眼瞼痙攣などのけいれん性疾患や筋弛緩作用を利用したボツリヌス療法も対応します。

　その中でも、特に脊髄刺激療法（SCS）の提供に注力しており、現在まで300人以上の患者さまに施術しています。SCSは脊髄に微弱な電気刺激を流すことで、慢性的な難治性疼痛を和らげる治療法です。脊椎術後や脊柱管狭窄症の痛み、複合性疼痛症候群（CRPS）や帯状疱疹後神経痛など、薬物療法などで十分に取れない痛みやシビレに効果的です。当院では痛みのタイプを適切に診断し、最適な治療法を提供できるように努めています。幅広い痛みに対応しておりますので、今の痛みの治療を諦めることなく、お気軽にご相談ください。