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宗教法人カトリック聖ドミニコ宣教修道女会

坂出 聖マルチン病院

胆石症のみならず膵臓、胆管、
胆嚢疾患全般を診療しています

　胆石はその存在部位によって胆嚢結石と胆管結石に分類されます。胆嚢結石は急性胆嚢炎等を発症した場合には治療が必要になり、基本的には腹腔鏡を使った外科的胆囊摘出術を行いますが、内科的ドレナージ術（胆嚢内の感染胆汁を吸引し炎症を抑える）が必要な場合もあり外科と連携しながら診療に当たっています。一方胆管結石は口から挿入した内視鏡を使って内科的に結石を摘出します。また胆管結石はＣＴ検査等では存在の有無を的確に診断できない場合も多々あり、必要に応じて超音波内視鏡検査（ＥＵＳ）も行っています。いずれも鎮静剤を点滴しながら患者さんが眠っている間に結石の治療や検査を行います。ＥＵＳは胆嚢や胆管だけでなく膵臓も詳細に観察できます。良悪性の鑑別が難しい膵腫瘤に対しては胃や十二指腸から細い針で腫瘤を穿刺し組織を採取すること（ＥＵＳ－ＦＮＡ）によって良悪性の鑑別診断を得ることができ、適切な治療法を迅速に決定できます。また当院では内視鏡的治療が難しい術後の消化管再建例の胆管結石も特殊な内視鏡（バルーン内視鏡）を使って内科的に治療を行っています。胆石に限らず、膵、胆管、胆嚢の疾患でお悩みの方はご相談下さい。