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社会医療法人天陽会

中央病院・中央クリニック

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ハートセンターを備え充実の管理下で行う
「膝と肩」の整形外科手術

心疾患併発例でも安全性を高めた手術を目指す

 鹿児島市の中心部に位置する天陽会中央病院。桜島を望む鹿児島新港がほど近く、鹿児島市内外はもとより、離島からの患者も受け入れやすい立地にある。12科を備える総合病院として病床数219床、24時間365日の受け入れ体制で、地域の救急医療に貢献している。高齢化に伴い、四肢関節痛を伴う整形外科疾患は増加の一途だが、中には内科的な疾患、特に心疾患を併発している患者も少なくない。同院は2010年にハートセンターを開設。心疾患を併発するケースでも、各科連携のもと、術前術後の適切な管理を行い、安全性を高めて手術ができる環境を構築している。

 整形外科の疾患の中で患者数が多い膝の痛みを今村勝行医師が、肩の痛みを栫 博則医師が中心となって担い、人工関節置換術や関節鏡下腱板縫合術などの手術を適切な管理下で提供。20年4月からの整形外科開設で、10月現在までに膝、肩手術で早くもおよそ100例を手掛けている。

 加齢などで膝関節の軟骨がすり減り、慢性的な炎症や変形が起こる変形性膝関節症では、傷んだ関節を人工関節に置き換える手術がある。今村医師は、「人工関節置換術では、コンピューター・ナビゲーションを取り入れ、精度の高い手術を心掛けています。合わない靴がぴたりと合うという感覚で、術後の疼痛軽減も期待できます」と語る。

 腕の上腕骨と肩甲骨をつなぐ筋肉が断裂する肩腱板断裂も、加齢に伴い増加する疾患の一つ。リハビリによる保存療法や投薬で痛みが緩和しない場合、肩に数カ所の小さな穴を開け関節鏡視下腱板修復術を行う。「患者さんの話を丁寧に聞き、どんな症状の人でも『自分の手技を全て駆使して治す』という気概で治療に臨んでいます。スタッフ間の連携も良くリハビリにも定評があります。まずは、諦めず相談してください」と栫医師。

 心疾患にも対応する充実した管理体制と、両者の医療技術が共存する同院の整形外科手術。これからも多様な患者ニーズに応え続けていくだろう。

整形外科部長

今村 勝行

日本整形外科学会認定
整形外科専門医

整形外科部長

栫 博則

日本整形外科学会認定
整形外科専門医

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