運動器ケアしまだ病院

大阪府

医療法人はぁとふる

動画あり

運動器ケアの提供で「その人らしい人生」を

患者一人ひとりのニーズに応える

　骨や関節、筋肉、神経など身体を動かす運動器の治療を得意とし、トップアスリートから学生、高齢者まで幅広い患者を受け入れている運動器ケアしまだ病院。病院名に冠している「運動器ケア」には、治療にかける思いが込められているという。

　「『動かして治す』運動療法を治療の基本とし、本当に必要な患者さんにのみ手術を提供しています。外科だけに偏らず、運動療法と手術を車の両輪として、最適な治療を目指すのが当院の『運動器ケア』です」と島田永和理事長は説明する。

　こうした治療方針が顕著に表れているのが、スポーツ障害・外傷への対応だ。選手としては、過度な安静による運動機能の低下は避けたいもの。できる限り「動かして治す」という同院の治療方針は、トップアスリートからの厚い信頼にもつながっている。

　「患者さんのニーズに応え、『その人らしい人生』の実現を助けるのが当院の基本理念です。アスリートに限らず、患者さん一人ひとりと真摯に向き合い、治療を行うように心がけています」と谷内政俊医師は語る。

痛まない身体を運動療法でつくる

　同院が、特に力を入れている運動療法。治療としての役割はもちろん、再発予防も重視し、膝が悪ければ歩き方、腰が悪ければ普段の姿勢、スポーツ障害ならフォームなど、障害の原因となるような身体の使い方も、丁寧な指導で矯正を図っている。

　「治療では、痛みをとるだけでなく、痛まない身体をつくることも大切だと考えています。患者さんが自立した生活を営めるよう、マンツーマンの運動療法を提供しています」（島田理事長）

　手厚い運動療法の背景には、充実した人員・設備がある。同院には、約80人ものリハビリテーションスタッフが在籍※。通常、医療機関で最も人数が多いのは看護師だが、同院ではリハビリスタッフが最多を占めている。

　「患者さんが希望されれば、併設している疾病予防施設『Eudynamics ヴィゴラス』を利用することもできます。健康増進を目的とする運動に特化した施設で、トップアスリートから近隣の高齢者まで、幅広い層にご利用いただいています」（谷内医師）

低侵襲手術に注力オンライン相談も開始

　運動療法だけでなく、手術の充実も見逃せない。一例として、身体への負担が軽い低侵襲手術に力を入れており、腰や膝、肩、肘、足関節への内視鏡手術を提供している数少ない医療機関でもある。早期の退院・回復が望めるため、スポーツへの復帰には不可欠だ。

　近年では、新たな治療選択肢として、体外衝撃波疼痛治療も開始した。衝撃波を患部へ照射することで、除痛を図ることができる。欧米では、アスリートを中心として利用されている最新の治療法だという。

　加えて、新たにオンラインによる健康相談（受診勧奨）も開始した。島田理事長自らが、患者から相談を受け付け、医学的なアドバイスを行う。相談の結果、医療機関への受診が必要と判断されれば、もちろん同院で診察を受けることができる。

　患者ニーズに応えるため、進化を続ける運動器ケアしまだ病院。「スポーツ復帰」から「孫の結婚式への参加」まで、今後も幅広いニーズに応えていくだろう。

　最後に、島田理事長は「運動療法から手術まで、運動器の治療は当院にお任せください。『ヴィゴラス』のほか、系列施設の回復期リハビリテーション病棟や介護老人保健施設なども必要に応じて紹介できます」と結んだ。

※2020年10月現在

若手医師の声：金子寛之

「患者さんのことを本気で考えているのが、しまだ病院の良さです」

　スポーツ整形外科の道を究めるため、同院の門を叩いたという金子寛之医師。2021年度からは、チームドクターとしてサッカーJFLのFC大阪に帯同する。「しまだ病院での経験を活かし、全力を尽くします」と熱く意気込みを語った。

理事長

島田永和

日本整形外科学会認定
整形外科専門医

整形外科医長

谷内政俊

日本整形外科学会認定
整形外科専門医

医療新聞社
編集部記者の目

トップアスリートからの信頼も厚い運動器ケアしまだ病院。アーティスティックスイミング日本代表などのサポートをはじめ、フリースタイルスキー・モーグルでは勝田紘史院長自らが日本代表のチームドクターも務めている。高度な水準の機能回復などが求められるアスリートの治療は、技術と経験を培い、普段の診療にも活かされているはずだ。「『運動器ケア』という概念が、少しずつ地域に浸透してきたのではないかと自負しています」と島田永和理事長は語る。運動器の治療で頼りになる病院、それが「運動器ケア」しまだ病院だ。

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