みちこくりにっく

長崎県

生活習慣病も合わせて統合的な治療を提供

患者の好みに合わせた治療器具を選択

　静かな住宅街にひときわ目を引く近代的な建物と広い駐車場。非日常の空間でゆっくり治療を受けてもらいたいというコンセプトで作られたのが「みちこくりにっく」だ。高橋美智子院長は外科、内科、美容皮膚科までオールマイティーな診療を行い、患者層も若者から高齢者まで幅広く、在宅訪問診療も行うなど地域医療に貢献している。

「睡眠時無呼吸症候群は、生活習慣と関連し、呼吸器系や循環器系の合併症も考えられるため、軽視できない疾患といえます。当院ではまず、簡易の検査機器を患者さんに貸し出して、自宅で一泊の検査をしていただき、その結果によって一泊入院の詳しい検査で診断します。治療は鼻や口に専用のマスクを装着して行いますが、この器具がうまく体に合わないという理由で、転院されてくるケースもあります。いろいろなタイプの器具がありますので、当院では患者さんのライフスタイルや好みに応じて器具を選択できるようにしています。また、無呼吸の症状が改善されると血圧や肥満も改善されたり、逆に、血圧や肥満が改善されると無呼吸の症状が治まったりするケースもあります。こうしたことから専用の治療器具だけに頼らず、生活習慣病も合わせて統合的な治療を行っています。　治療器具は生涯使用しなければならないという医学的な見方もありますが、私は『いつか外せるように頑張りましょう』という気持ちで治療に臨んでいます」と高橋院長は笑顔で語る。

　睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状には「いびき」や「呼吸が止まる」といったことがある。本人よりもベッドパートナーが異常に気付くことが多い。まずは気軽に医療機関に相談することが大切だ。

予防医学に重点を置いた診療を実践

　同院では生活習慣病や無呼吸症候群の治療だけでなく、予防医学に重点を置いた診療を行っている。病気の予防や早期発見で、医療費の抑制を図るという考えが根幹にある。

　「『いま元気だから大丈夫』ということはないんです。病気の予防や早期発見という観点から、小さなことでも気軽に相談できたり、健診を受けたりできる『かかりつけ医』を見つけて、多くの人に病院を身近に感じて欲しいですね。当院では美容効果も期待できる高濃度ビタミンＣ点滴※などを行っています。心と体の健康はつながっていて、美容も究極の予防医学だと考えています」と高橋院長。男女を問わず、美容と健康を目的にこの点滴を受ける患者が後を絶たないという。患者ニーズに的確に応えている。

院長　

高橋美智子

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