- 福井県
たかさわ内科クリニック
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糖尿病に特化し40年 生活習慣病から地域を守る
わたしの町のディアドクター
循環器専門医の知見を生かし糖尿病を予防する
1978年、福井市に開院し、40年以上、糖尿病治療に注力し、地域の健康を守り続ける診療所がある。
「東京の人はよく歩きますが、地方は車社会なのであまり歩きません。肥満や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすいんです」と先代の父から跡を継いだ、たかさわ内科クリニックの高澤洋介院長は話す。
21年6月にリニューアル、その後も一般的な内科診療とともに、糖尿病治療にも継続して力を入れる。
高血糖が継続することで血管が障害され、さまざまな臓器に影響を与え、合併症を引き起こすのが糖尿病。HbA1cと呼ばれる採血検査などで血糖値を測定し、結果をもとに治療法を検討する。
基本となるのは食事療法と運動療法。専属の管理栄養士がサポートし、適正なエネルギー量・栄養バランスの献立メニューを作り、患者一人ひとりの生活や体力に合わせた運動メニューで血糖値を下げることを目指す。
効果が得られない場合、経口血糖降下薬やインスリン注射を行う。さらに血糖値の改善と減量にも効果的といわれるGLP―1受容体作動薬という注射も取り扱っている。
合併症のリスクについては院長の経験が生かされる。
「糖尿病は全身疾患のごく一部です。特に怖いのが心筋梗塞、狭心症、脳梗塞といった生命に関わる疾患ですが、私は循環器専門医として東京や福井市内の総合病院で心臓カテーテル治療に長年従事してきました。そのときの知見を生かし、動脈硬化も見据えた総合的な治療を心がけています」
手術に発展した場合も、提携する病院で高澤院長自ら執刀することが可能だ。
「糖尿病の患者さんらを数多く診てきて思うことがあります。病気になってからでは遅い。普段から健康に気を使うことが大切です」と予防を促す。「幼い頃、父が診察していると、よく笑い声が聞こえてきました。私も患者さんを明るくするような診療を心がけたいと思います。総合病院と比べ、待ち時間も短いですし、お気軽に何でもご相談ください」と高澤院長は呼びかける。
院長
高澤 洋介
日本循環器学会認定
循環器専門医
医療新聞社
編集部記者の目
40年以上、福井市で糖尿病を中心とした内科診療を続ける、たかさわ内科クリニック。
幼少期、父である前院長の診察室から聞こえてきた楽しげな「笑い声」が、高澤洋介院長が医師を目指したきっかけの一つだ。「患者さんに寄り添い、一緒に登山するような診療を心がけています」という話を聞いて、自分が患者なら、こういう先生に診察して欲しいと思った。同院のブログもユーモアにあふれており、ぜひ読んでみてほしい。
Information
たかさわ内科クリニック
ホームページ 【診療科目】内科、循環器内科、糖尿病内科
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