先天性心疾患を中心に、心筋炎、心筋症、不整脈、肺高血圧、川崎病などの小児循環器疾患全般について、小児循環器内科医10名と心臓血管外科医5名が緊密に連携しながら診療にあたっています。

　循環器内科では、心房中隔欠損、動脈管開存のデバイス閉鎖術、血管や弁に対する拡張術、塞栓術などのカテーテル治療を積極的に行っています。現在，経カテーテル的肺動脈弁留置術（TPVI）の導入に向けて準備を進めています。

　心臓血管外科では、心室中隔欠損症や房室中隔欠損症等の非チアノーゼ性心疾患から、完全大血管転位症や左心低形成症候群などの複雑なチアノーゼ性心疾患まで、丁寧な手術を行っています。また、治療の難しい先天性気管狭窄症に合併した心臓病の患者様に対しても、外科と合同で手術を行い、より負担の少ない治療を目指しています。

　当院には様々な小児疾患に特化した診療科がそろっており、重症疾患や、先天異常症候群、早産・低出生体重で心臓病をお持ちの患者様に対して、関連各科と一つのチームを形成して治療にあたっています。また、隣接する多摩総合医療センターとも密接に連携しており、胎児から新生児、成人に至るまで継続した医療を行っています。

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• 心臓血管外科