年を取ると関節軟骨はすり減り、変形し、膝腰は曲がり、坐骨神経痛が出たり、体を揺すって杖やシルバーカーでやっと歩くようになったりします。

　当院では、老化による腰膝股関節の痛み、変形、跛行、坐骨神経痛を手術で治すことに特化したセンターを作り、全国から患者さんが来院しています。手術実績は極めて多く、整形外科の年間の手術件数は1265件（2021年1月～12月）。変形性膝関節症、変形性股関節症、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症などを毎日何件も手術し、多数の方が高齢でも痛みなく歩けるようになっています。また私、三輪道生は、市民向けの講演会を行うほか、治療の説明本『腰ひざ股関節シンドローム 100歳までシャキッと歩くために知るべきこと』（幻冬舎）を出版。2022年には続編である膝手術の解説本を幻冬舎から出版予定で、疾患の啓発にも力を入れています。車は壊れたら修理しないと動きません。虫歯は高齢でも治します。壊れた腰や膝や股関節を手術で治して、100歳まで痛みなく歩くことを目指しましょう。