• 岐阜県

東海中央病院

患者一人ひとりに最適な
医療の提供を目指します

　当院は岐阜県の南部に位置する各務原市の総合病院として、24時間体制の循環器救急医療を提供しています。各務原市も高齢化が進んでおりますが、医療の進歩や高齢者自身の意識が若返ったことなどにより、元気な高齢者が増えています。

　以前であれば、年齢により治療を諦めていた冠動脈疾患に対し、低侵襲な心臓カテーテル治療であれば、治療可能な症例が増えてきています。

　高齢者の冠動脈疾患の特徴として、悪性腫瘍、脳卒中、心不全、不整脈、腎機能障害や貧血などを合併することが多く、また冠動脈の病変数の多さ、複雑さでも知られています。動脈硬化により血管を狭くしたり、詰まらせたりする原因となるプラークは、最初はコレステロールが主成分ですが、時間と共にカルシウムを主成分とする石灰に変化していきます。高齢な患者ではこの石灰化が強く、通常のバルーン拡張、ステント留置では病変を十分に拡張することができない場合もあります。そのような石灰化の強い病変に当院では積極的にロータブレーターやダイヤモンドバックと呼ばれる治療器材を用い、硬く石灰化した部分を削ることで、バルーンで十分に拡張できるようになり、良好な成績を得ることができるようになりました。

　当院では患者様一人ひとりの価値観を尊重し、QOLを考慮したテーラーメイド医療を行っております。