患者一人ひとりに合わせオーダーメード治療を提供

　ワンランク上の歯科医療を求める患者が引きも切らない。さとうデンタルクリニック恵比寿本院が開院したのは２０１３年。質の高い治療が評判を呼び、池袋、新橋に次々に分院を開設、佐藤悠野院長を含めて歯科医10名、スタッフ43名の充実した体制で治療に臨んでいる（※２０２２年10月末時点）。

治療前、治療、治療後の３段階に分けて、「人気の秘密」を探ってみよう。

まずは治療前。インフォームドコンセントに力を入れているのが大きな特長。患者との信頼関係を築くべく、口の中の状況をしっかりと説明したうえで、患者の要望・スケジュールを確認し、患者一人ひとりに応じたオーダーメード治療を進めていく。

「こんな歯科医は見たことがない」治療では特筆すべきことが多い。

　第１に高い技術力。大学病院からインプラント治療の研修に来た歯科医が佐藤院長の治療を見て、「こんな難症例を、こんなスピードでできる歯科医を見たことがない」と感嘆したほど。

インプラントとは歯がない部位の骨に埋め込む人工的な歯根で、そのインプラントに人工歯を固定する治療法がインプラント治療。通常のインプラント治療は１本30分以上を有するが、佐藤院長は10～20分で終了する。しかも、インプラントでは難しいとされる、骨や歯茎が薄い症例にも軽々と対応する。

　たとえば上の歯の場合、インプラントは上顎の骨に埋める必要があり、骨が薄いと難しい。同クリニックでは骨造成術のサイナスリフトを採用。上顎洞（サイナス）に骨補填材を入れ、骨量を増やしている。
「他の医療機関で『インプラント治療は不可能』とされた症例でもサイナスリフトで対応してきました。骨が薄いことを理由に上顎のインプラントが埋入不可能になったことはありません」

　と佐藤院長は力を込める。院長はサイナスリフトの中でも特に難易度の高いダブルクレスタルアプローチを得意としている。痛み・腫れがほとんどなく、大きく骨を造成することができる。

　第２に同クリニックのモットー「残せる歯は完治した状態で残す」を実現するために最新の治療法・設備を積極的に取り入れていることだ。

　歯周組織再生療法も、そのひとつ。患者の血液から抽出した成長因子を用いて、歯周病などで破壊された歯周組織の周囲にある細胞を活性化し、歯周組織の再生を目指す。厚生労働省から、再生医療を実施できる「細胞培養加工施設」として認可も得ている。

　ただ、それでも残せないと判断した場合はインプラント治療を推奨する。時間とお金をムダにしてほしくないからだ。

第3に材料に対する、こだわりが指摘できる。インプラントの骨造成に使われる骨補填材には非吸収性と吸収性のものがある。非吸収性は馬、豚、人の骨などを使うが、10年経っても吸収されず、免疫反応が働き、壊れてしまうこともある。

　吸収性の人工骨は歯周組織再生療法とともに治療を受けることで、５～10年後には自分の骨に置き換わる。免疫反応を気にしなくてすむので、患者も長期にわたって安心感が得られる。

• 骨造成なども駆使してインプラント治療を行う
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見た目や耐久性に優れた最高級の歯を提案

　インプラントや被せものの品質は製作する技工所の技術力によって大きく左右される。同クリニックは、全国の技工所から厳選して四国の技工所にたどり着いた。

　第４に審美医療に力をいれていることだ。機能性だけではなく、見た目や耐久性に優れた新しい歯を提案し、満足度を高めている。

審美治療でよく使われるセラミックは見た目の美しさ、透明感、色・汚れのつきにくさなど、さまざまなメリットがある。ただ、他の素材に比べて接着剤がつきにくい、形が作りづらいなどデメリットも多く、歯科医師の技術が問われる素材。佐藤院長の手技が、いかんなく発揮される。

　治療後の長期保証も大きな魅力だ。インプラント体10年、インプラント被せ物とオールセラミック５年など規定年数は完全保証する。

　「自分のことを信じて来院してくださる患者さんの思いには必ず応え、信頼を得て、大切な人を紹介してもらえるように努めたい」　と佐藤院長の言葉は熱い。