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おのぼりクリニック

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勇気と希望、アクティブライフを届ける
どこにもないクリニックを目指す

関節リウマチにトータルな治療を提供

 茨城県つくば市のおのぼりクリニックでは、医療機関ではなかなか目にすることのない競技用トランポリンがリハビリテーション室に設置されている。その理由を尾登誠院長は「関節リウマチの患者さんであってもチャレンジする心を忘れてほしくない、そんな思いを込めています」と話す。

 2018年2月に開院した同クリニック。関節リウマチに悩む患者が地元や関東一円のほか全国からも訪れる。患者の中には、症状がかなり進んでいたり、治療が難航したりしているケースが多いという。

 そのような患者一人ひとりに対して、症状に合わせて生物学的製剤を中心とした薬物療法や運動療法、外科的治療を組み合わせて提供し、さらに関節リウマチの知識が豊富な看護師、リハビリスタッフとともにトータルで治療にあたっている。

心理面からも治療にアプローチ

 一方で、同クリニックが特徴的なのは、患者に心理的な側面からアプローチしていることだ。

尾登院長は「リウマチなど慢性疾患の患者さんは、気持ちが落ち込み、自信も失われがちになります。治療を通じて前向きな気持ち、強い心を持っていただくことが大事だと考えています」と話す。

 その治療の一つとして、患者に、疾患に悩む現状から目を離さず、しっかりと受け止めたうえで、行動を起こすことへとつなげていく前向きな思考を養うACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)という最新の認知行動療法を用いている。

アクティブライフを届ける

 また、ユニークな取り組みとして、これまでにキャンプや筑波山登山などのイベントを開催。患者同士での助け合いなどを通じて、何かを達成する喜びを感じてもらう狙いがあるという。

「患者さんに勇気と希望を届けるのが私たちの使命。患者さんの幸せを願いアクティブライフを届けるどこにもないクリニックを目指していきます」

院長

尾登 誠

日本リウマチ学会認定
リウマチ専門医

医療新聞社
編集部記者の目

 学生時代は陸上、ラグビーで活躍したスポーツマンの尾登誠院長。リハビリテーション室はスポーツ選手が使用するような本格的なマシーンがずらりと揃っていた。何よりもトランポリンの存在が異彩を放った。これらは患者さんたちへ「みんながんばればできるよ」との尾登院長のメッセージなのだという。それを裏付けるように尾登院長が何度も繰り返して話していたのが、「患者様に勇気と希望を!」との言葉。何らかの疾患にかかったとしても、前向きに治療に取り組む心の持ちようが、治療効果を後押しするということだろう。

Information

おのぼりクリニック

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【診療科】 リウマチ科・内科・整形外科・リハビリテーション科

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茨城県つくば市手代木1927–1

TEL.029–828–6171(予約電話対応時間9:00~11:00、13:00~16:00、休診日を除く)

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